実験計画と分散分析③

9/27 マッチングとは

研究計画によっては、すべての水準に参加者を無作為に割り当てることが難しい場合や、倫理的に許されない場合があります。たとえば、ジュースの摂取量が記憶力に及ぼす影響を研究したいとします。この場合、ジュースの摂取量を無作為に割り当てることが出来ない場合には、ジュースの摂取量以外の、記憶力に影響を及ぼす変数については、何らかの方法で統制する必要があります。たとえば、年齢も記憶力に影響しているとします。そうすると、ジュースの摂取量を調べて、ジュースの摂取量が多いグループほど記憶力が高かったとしても、ジュースの摂取量が多いグループに年齢が高い子供が多く含まれているとしたら、ジュースの摂取量だけが記憶力に影響しているとは言えません。