テスト理論
8/30 項目反応理論の基本的前提

【テロップ】
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【ノート】
ここで項目反応理論の前提について触れます。まず、テスト(心理尺度)が測定する潜在特性は1次元であるという点です。1次元というのは分かりやすく言えば、先ほどの項目特性の横軸が1本の直線で表されるということです。たとえば、IQとEQのような複数の潜在特性を1つのテストで測定する場合は潜在特性が1次元とは言えないことがあります。 次に、ある項目に対する回答は他の項目に対する回答と無関係という点です。たとえば、設問1の結果を用いて、設問2に回答する場合は、設問1と設問2の回答は無関係とは言えません。項目反応理論においては、これらを前提としない発展的な手法も存在しますが、実務での利用は稀です。