労働者の心の健康の保持増進に関する指針
16/21 留意事項

【テロップ】
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【ノート】
最後に、留意事項として挙げられている内容も重要です。 事業場において、メンタルヘルスケアを推進するにあたって留意すべき事項としては、こちらの4点が挙げられています。 1点目は、心の健康問題の特性です。 心の健康状態に関しては、客観的な測定方法が未確立であり、心の健康問題の発生過程は個人差が大きいため、そのプロセスの把握が困難であること、心の健康問題に関する誤解や偏見が存在することには留意が必要とされています。 2点目としては、労働者の個人情報の保護への配慮が挙げられています。 3点目としては、人事労務管理との関係です。労働者の心の健康は、職場配置、人事異等の人事労務関連の影響を受けるため、人事労務管理と連携したメンタルヘルスケアが重要とされています。 最後は、家庭・個人生活等の職場以外の問題です。心の健康状態は、職場のストレス要因以外の、家庭、個人生活等の要因の影響を受ける点にも留意が必要です。 その中でも特に重要な「労働者の個人情報への配慮」について説明します。