信頼性と妥当性
25/43 評価者間の信頼性

【テロップ】
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【ノート】
ここまでは、主に研究参加者が自ら回答する調査票を想定して信頼性について説明しました。 ここで、観察研究などの場合に問題となる、評価者間の信頼性について説明します。観察研究においては、複数の評価者が分担して対象者を評価することがあります。その際に、評価者の評価基準がばらばらの場合、対象者が同じ状態であっても、異なる評価者の評価が一致しない可能性があります。このような状態は、評価者間の信頼性が低いと言えます。そのため、複数の評価者が評価する研究においては、事前に、評価者に対して、評価の基準を揃えるためのトレーニングを行い、同じ対象者を評価してみて一致度が高いかを検証する取り組みが行われることがあります。