信頼性と妥当性

40/43 妥当性の検証方法

妥当性の検証方法の例を示しました。たとえば、仕事に対するやる気を測定する自記式の調査票を開発し、妥当性が高いかどうか、つまり仕事に対するやる気を適切に測定できているかを検証したいとします。その場合、仕事に対するやる気を測定する調査票と同時にストレス反応を測定する調査票を実施し、勤務成績や上司からのやる気の評価に関するデータも集めておきます。そして、それらの間の関連の傾向が、仕事のやる気に関する理論的に予想されるものであれば、新しく開発した調査票は仕事のやる気を適切に測定していると言えるでしょう。たとえば、仕事のやる気が高い従業員ほどストレス反応が少ないかどうか、仕事のやる気が高い従業員は勤務成績も良いと言えるかを検証します。