カスタマ―ハラスメント経験者数:人※1

高ストレス者/カスタマーハラスメント経験あり: %※2
高ストレス者/カスマ―ハラスメント経験なし:%※3

休職コスト/人: 万円※4
退職コスト/人: 万円※5

経済損失=X万円/年
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※1 自社で直近1年間でカスタマ―ハラスメントを経験した人数を調査して入力

※2 自社のストレスチェックでカスタマ―ハラスメントを経験した人数のうち高ストレス者比率を調査して入力

※3 自社のストレスチェックでカスタマ―ハラスメントを経験していない人数のうち高ストレス者比率を調査して入力

※4 休職者一人あたりのコストを入力。把握していない場合は、「男女共同参画会議　仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）に関する専門調査会」(https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/wlb/pdf/wlb-kigyoumeritto.pdf)による推計値422万円とする

※5 退職者一人あたりのコストを入力。把握していない場合は、自社の平均賃金×30％を入力

カスタマ―ハラスメントによる経済損失の推計の考え方

下記の考え方にもとづきカスタマ―ハラスメントがもたらすメンタルヘルス不調による退職コストと休職コストを合算した金額をカスタマ―ハラスメントによる経済損失の推計値としている。

退職コストの推計

①カスタマ―ハラスメントによる退職者率＝カスタマ―ハラスメント経験ありの退職者率－カスタマ―ハラスメント経験なしの退職率

カスタマ―ハラスメント経験ありの退職率＝高ストレス者/カスタマ―ハラスメント経験あり×退職者/高ストレス者

カスタマ―ハラスメント経験なしの退職率＝高ストレス者/カスタマ―ハラスメント経験なし×退職者/高ストレス者

カスタマ―ハラスメント経験による退職者コスト＝カスタマ―ハラスメント経験者数×①カスタマ―ハラスメント経験による退職率×退職者一人あたりのコスト

ここで、退職者/高ストレス者は、Kachi et al.(2020)による数値を男女合算した数値＝18％/3.5年＝5.2％/年を利用している。

Kachi, Y., Inoue, A., Eguchi, H., Kawakami, N., Shimazu, A., & Tsutsumi, A. (2020). Occupational stress and the risk of turnover: a large prospective cohort study of employees in Japan. BMC Public Health, 20, 1-8.

休職コストの推計

②カスタマ―ハラスメントによる休職者率＝カスタマ―ハラスメント経験ありの休職者率－カスタマ―ハラスメント経験なしの休職率

カスタマ―ハラスメント経験ありの休職率＝高ストレス者/カスタマ―ハラスメント経験あり×休職者/高ストレス者

カスタマ―ハラスメント経験なしの休職率＝高ストレス者/カスタマ―ハラスメント経験なし×休職者/高ストレス者

カスタマ―ハラスメント経験による休職者コスト＝カスタマ―ハラスメント経験者数×②カスタマ―ハラスメント経験による休職率×休職者一人あたりのコスト

ここで、休職者/高ストレス者は、Tsutsumi et al. (2018)による数値を男女合算した数値＝1.39％/年を利用している。

Tsutsumi, A., Shimazu, A., Eguchi, H., Inoue, A., & Kawakami, N. (2018). A Japanese Stress Check Program screening tool predicts employee long‐term sickness absence: a prospective study. Journal of occupational health, 60(1), 55-63.