「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」が更新されました
厚生労働省より公開されている「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」が先日更新されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115267.html
現在、従業員の平均年齢が上昇している企業において、がんや脳卒中といった病気を発症し、治療を続けながら仕事を続ける労働者に対する支援(以下、両立支援)が重要な課題となっています。
「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」には、企業としての労働者の両立支援の進め方が解説されています。
また、両立支援にあたっては企業と主治医の連携が必要となりますが、その際に必要となる労働者の情報を主治医に提供する際の書式、主治医の就業可否の意見書の書式等がガイドラインに収録されています。なお、今回からはそれらの書式の作成方法等を詳しく解説した「企業・医療機関連携マニュアル」も併せて公開されています。
両立支援に関しては、東京都の場合には、東京労災病院の両立支援相談窓口において、両立支援に関する相談を無料で実施しており、個別相談を申し込むことが可能です。
https://tokyoh.johas.go.jp/medical/chiryou/
弊社の健康経営支援の経験からは、大多数の企業において両立支援の体制づくり、具体的な運用プロセスの整備は道半ばという印象を持っています。両立支援の対象者が発生してからではなく、事前に、以上のようなガイドラインや相談窓口を活用して両立支援への取り組みを開始、拡充することを強くお勧めいたします。
以 上
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