今さら聞けない!マインドフルネス超入門

<執筆者紹介>

宮中 大介。はたらく人の健康づくりの研究者、株式会社ベターオプションズ代表取締役。行動科学とデータサイエンスを活用した人事・健康経営コンサルティング、メンタルヘルス関連サービスの開発支援に従事。大学にてワーク・エンゲイジメント、ウェルビーイングに関する研究教育にも携わっている。MPH(公衆衛生学修士)、慶應義塾大学総合政策学部特任助教、日本カスタマ―ハラスメント対応協会顧問、東京大学大学院医学系研究科(公共健康医学専攻)修了。

はじめに

「マインドフルネス」という言葉が知名度を得て久しくなりました。GoogleなどのIT企業が研修として取り入れているというニュースを聞いたことがある人もいるかもしれません。一方で未だに「よく分からない」という声も聞かれます。そこで、今回は、「マインドフルネス」について分かりやすく解説します。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスを一言で言えば、自分の一挙手一投足を意識できている状態です。この状態は、逆にマインドフルネスでない状態を考えると理解しやすいでしょう。

部屋の中で壁に手足をぶつけて痛い思いをした。

歩いていたらうっかり何かにぶつかった、あるいはぶつかりそうになった。

食事中に誤って唇を噛んでしまった。

怒りの余りで我を忘れて他人に強い言葉で反応してしまった。

こうした状態は、マインドフルネスではない状態です。日本語で言う「上の空」「我を忘れた」に近いものです。

マインドフルネスな状態では、一瞬一瞬をしっかり意識できているため、このようなことが起こりにくくなります。

マインドフルネスの実践方法

マインドフルネスの実践方法はいくつかありますが、代表的なのは 呼吸に注意を向ける方法 です。息を吸ったり吐いたりすることに意識を向けることで、自分の一挙手一投足を意識できるようになり、思考や感情に飲み込まれることが少なくなります。

ちなみに、マインドフルネス=瞑想と考える人も多いですが、必ずしも 目をつぶる必要はありません 。掃除をしながら、歩きながら実践することも可能です。

マインドフルネスはビジネスで役立つのか?

ビジネスパーソンがマインドフルネスを実践することで得られる効果には、次のようなものがあります。

集中力の向上余計な雑念にとらわれることが減り、目の前の仕事に集中できるため、生産性が向上します。

仕事が早く片付き、プライベートの時間が充実するというメリットもあります。

対人関係の改善思考や感情に飲み込まれることが減るため、対人関係のトラブルが少なくなります。機嫌の悪いときに他人の言動を悪く解釈してしまうことが減り、冷静にコミュニケーションを取れるようになります。他にも、感情のコントロール怒りのあまり、きつい表現でメールやメッセージを送ってしまい、同僚との関係を損ねるといったことが減ります。
感情を適切にコントロールできるようになることで、より円滑な人間関係を築けるでしょう。

まとめ

マインドフルネスとは、一挙手一投足に意識が向いた状態です。
マインドフルネスの実践は、日常生活やビジネスにおいて多くのメリットをもたらします。特に、集中力向上や感情コントロールの向上は、仕事のパフォーマンスを高めるうえで非常に重要です。忙しい現代社会において、マインドフルネスを習慣化することで、より充実した毎日を送ることができるでしょう。

以 上

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