公認心理師試験の受験資格を得るためのいわゆる現任者講習の実施日程等が公表

公認心理師試験の受験資格を得るための経路は、①四年制大学にて指定された科目を履修し、かつ、大学院にて指定された科目を履修するパターンと、②四年制大学にて指定された科目を履修した後、2年間の心理職としての実務経験を積むパターンに大別されます。

ただし、現職の心理職を対象とした経過措置として、公認心理師法施行後5年間については、5年間の心理職としての実務経験があり、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した講習(現任者講習)を修了すれば受験資格が得られることになっています。したがって、5年間の心理職としての実務経験が証明できれば、現任者講習を受けることにより、臨床心理士、産業カウンセラー、精神保健福祉士といった資格如何に関わらず、大学、大学院での履修科目に関わらず公認心理師の受験資格が得られることになります。

http://certified.shinri-kenshu.jp/support/seminar.html

このいわゆる現任者講習については文部科学大臣及び厚生労働省大臣の指定した一般社団法人または一般財団法人が実施主体となり、公認心理師の職責、精神医学を含む医学に関する知識、主要分野の制度や課題、心理アセスメントといった内容について実施することとされています。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000179452.pdf

今般、一般財団法人日本心理研修センター及び公益社団法人日本精神科病院協会の2団体が指定され、実施日程、実施会場が公表されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000180916.html

一般財団法人日本心理研修センター http://certified.shinri-kenshu.jp/

公益社団法人日本精神科病院協会 http://www.nisseikyo.or.jp/education/kenshuukai/kouninshinrishi/

受講料は7万円(テキスト代別)、4日または5日コースの選択制で実施日程は2018年2~4月、実施会場は北海道・東京・愛知・京都・大阪・福岡といった大都市の大学や会議室となっています(詳細は上記の各団体のホームページにてご確認ください)。

いずれの団体も2017年10月25日より講習の申し込みを受け付けることになっています。

現任者の特例により公認心理師試験を受験する予定の方は、現任者講習参加のための準備を近日中にも進めることをお勧めします。

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以 上

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