第一回公認心理師試験(12月実施分)の試験結果が公表

さる1月31日に第一回公認心理師試験(12月実施分)の合格発表がありました。

下記リンク先に受験資格別の合格率や試験問題が公表されています。

http://shinri-kenshu.jp/topics/20190131_1124.html

注目点としては、試験合格率が、9月実施分に比べて64.5%と大幅に低下(9月実施分:79.6%)したことです。

12月実施分は9月に発生した北海道胆振東部地震の影響を受けて実施されたもので、北海道地区の受験者が大半でした。北海道地区受験者の公認心理師試験に関する学力が全国平均と比べて大きな差があるとは考えにくいことや、12月実施分の受験者は9月実施分の試験問題(特に事例問題)を参考に対策を練ることが出来たことを考えると、試験問題の難易度が上昇した可能性があります。

実際に、9月実施分では出題されていなかった労働者派遣法、行動遺伝学、高齢化や過労死等の労災補償状況に関する統計数値の理解を問う問題が出題されていたり、9月実施分で出題されたテーマと同じテーマについての問題であっても問題文が複雑化している、といった傾向が見られました。

精神保健福祉士等の他の国家試験のおいても第一回目の試験の合格率が例外的に高かったことを考えると、2019年に実施が予定されている第二回以降の公認心理師試験も12月実施分の試験と同程度の難易度・合格率となる可能性が有ります。

第二回以降の試験を受験予定の方は、第一回試験の9月実施分と12月実施分の試験問題を参考にして、十分な対策を取ることをお勧めします。

以 上

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